コロナ禍の中でいかがお過ごしでしょうか?

お元気ですか? 金子耕弐です。今日は5月13日(水)ですから、4月7日に非常事態宣言が発令されてから37日目です。本当に先行きの見えない重苦しい日々が長く続いていますね!  コロナ疲れで体調を崩しておられる方も多いようでが、いかがお過ごしでしょうか? 今日は、こんな日々の中で、最近感じ考えていることをお話ししたいと思います。

「人は、苦しみや悲しみの中にある時、耳を傾け、心を重ねてくれる人を求めるものです。」

今から9年前、東日本大震災が多くの人々を悲しみのどん底に陥れました。その時、私は震源地からは遠く離れた横浜の自宅におりました。それでも人生で最大の揺れを感じて慌ててテレビをつけて現地の様子を目の当たりにしました。その後、20日目にして私は物資を運ぶボランティアの車に載せていただき、被災地を巡りながら、ほんの僅かながら被災者の皆さんと悲しみを共有させていただきました。

その後、東北放送で私の番組が流れるようになったのをきっかけとして、約5年間、ほとんど毎月のように仮設住宅にある集会所で被災者の皆さんと親交を深めました。ただし、そこで私がしたことといえば、ただ皆さんのお話を伺いながら、せいぜい共に涙を流し、番組の延長線上で家族のための短いお話させていただくことくらいでした。でも、そんな私に対して「被災していないあなたに私たちの悲しみがわかりますか!?」などという言葉は一度も聞かされたたことはありませんでした。それどころか「わざわざ来てくれてありがとう! 悲しみを共有してくれて本当にありがとう !!励みになりました!!! また是非来てください」とよく言われました。私は番組でよく時間と感動を共有することが人間関係を豊かにする鍵だとお話ししますが、あの大災害の中で人々を支えたのは、皆が互いの痛みや悲しみを共有しながら励まし合う優しさでした。

さて、いま世界中が人類史上最大とも言える危機にさらされ、誰もが不安や恐れを感じています。でも、こんな時こそ、東日本大震災の時のようなあの優しさが是非とも必要です。コロナ離婚とかコロナDVとか残念な言葉が聞かれるようになっています。私のところにもその関係で問題を抱えた方々からいくつものご相談のメールをいただきました。本当に危機の時こそ夫婦や親子が喧嘩をするのではなく、いたわり合うことが何よりも大切だと感じます。

ところで、最近は自分の身を案じるあまり、他の人の事情を考えることなく自粛ポリス(警察)とか他県ナンバー狩りなどに走る人が出て来ていますが、そうした短絡的で間違った正義感は人々に対立や争いを招くだけだと感じます。今こそ日本人本来の優しさを失わないで、みんなで支えあって行こうではありませんか!

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